蛇口をひねれば出てくるおいしい水。
何も気にせず流せるトイレやシャワー。
実は、これがあたりまえにできる国は、
世界でも数少ないといわれています。
日本には、安全・安心な水を送り出す
様々な技術があります。
そして、甲府には、 安全・安心な水を送り出すために
様々な想いで取り組む人がいます。
甲府の水のあたりまえの裏、
すこし覗いていきませんか。
水源かん養林
水源
かん
養
林のはたらきは、おもに森林
土壌
の働きにより、降った雨水などをしみこませて地中に
貯
え、その水をゆっくり川へ送り出すことで川の水の量を調節します。また雨水が地中にしみこんでいく間に
汚
れが取り
除
かれることで、きれいで、おいしい水になる効果もあります。甲府市は、この
水源
かん
養
林を含むエリアを
水源保護地域
に指定し、
植樹
やゴミ拾い、生物の観察会などを通して市民の皆様と
協働
してエリアを
保護
し
環境
を守っています。
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荒川ダム
水源
かん
養
林から少しずつ流れ出た水は荒川となり、荒川ダムで
貯
えられます。流れる水の量の
調整
をすることによって
下流域
の
水害
を防いでいます。
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取水口
荒川ダムより
下流
8kmの場所にある
取水口
から、平瀬
浄水
場へ水を取り込みます。一日に25mプール約330杯の取り入れが可能です。
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沈砂池
水の中の
砂
や
泥
、木の
枝
など大きなゴミをこの池で取り
除
きます。
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着水井
取水口
から流れ込んできた水の量を
測定
すると同時に、最初の
塩素消毒
を行います。
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急速混和池
水の中の細かなゴミなどを
固
める
凝集剤
を入れてかき
混
ぜます。
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フロック
形成池
ゴミを小さな
固
まり(フロック)にして
沈
ませるため、ゆっくり回転させてかき
混
ぜます。
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薬品沈
でん
池
固
まり(フロック)を
沈
ませて、2回目の
塩素消毒
を行います。
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急速
ろ
過池
さらに小さなゴミを取り
除
くため、炭、
砂
、
砂利
の
層
に通してろ
過
します。
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塩素混和池
3回目の
塩素消毒
と同時に、飲み水としての
安全性
を確保するため残っている
塩素
の量を
調整
します。
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浄水池
消毒
された安全な水を
貯
えておき、
各配水施設
へ送る水の量を
調整
します。
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配水池
浄水
された水は
給水区域内
に
数箇所
ある
配水池
に送られ、その後、
配水管
を通って
各
家庭に送られます。
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中継
ポンプ場
地中深くの
下水管
の水を地中浅くまでポンプを使ってくみ上げ、
自然流下
で甲府市
浄化
センターまで送り出します。
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スクリーン
下水管
を流れてきた
汚水
の中に含まれている大きなゴミ、小石や
砂
を取り
除
きます。
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汚水
ポンプ
約10mの深さの
下水管
で集められた
汚水
を、地上の
施設
までくみ上げます。
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曝気沈砂池
スクリーンで取り
除
けなかった細かい
砂
などを、空気でかき
混
ぜながら
底
に
沈
めて取り
除
きます。空気は「
曝気
ブロワー」という大きな
機械
を使って送ります。
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最初沈
でん
池
汚水
をゆっくり流し、大きな
汚
れ(
汚泥
)を
底
に
沈
めます。
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反応
タンク
汚水
に
微生物
を
混
ぜ、空気を吹き込んでかき
混
ぜながら
微生物
の力で
汚
れを
分解
します。
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最終沈
でん
池
分解
された
汚
れは
微生物
と
一緒
になって
底
に
沈
み、
処理水
と
汚
れの
固
まりに分けます。
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砂
ろ
過塔
最終沈
でん
池
の
処理水
を更に
砂
や
砂利
の
層
を
通過
させてろ
過
し、場内の
機械用
の水や甲府市内の
道路清掃用水
として
再利用
します。
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消毒設備
最終沈
でん
池
の
処理水
を
塩素消毒
し、
大腸菌
などの
細菌
を
滅菌
します。
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塩素混和池
この池で
処理水
と
塩素
が
混
ぜられます。
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放流
きょ・
放流
ポンプ
塩素消毒
された
処理水
は、この
施設
から笛吹川に流します。また、雨などで川の水位が上がり、
処理水
を
自然放流
できないときにはポンプを使います。
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汚泥焼却施設
浄化工程
で
排出
され、
脱水
された
汚泥
を850℃に熱して
焼却
します。
焼却
で出た
灰
はセメントの
原料等
に
利用
されます。
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